地域の方が亡くなって近隣代表として葬儀に参列してきました

先日、同じ町内に住んでいるお年寄りが亡くなりました。
普段ならば、「あ、あそこのおじいさん亡くなったんだ」で済むことなのですが、今年に限って町内の当番を受け持っているんです。
だから、その方の葬儀に出席をしなくてはならなかったのです。

町内会長と共に行くわけですけれども、町内が同じというだけですから、それほど面識があったわけでもない方の葬儀に出るというのはなかなか大変なものでした。
周囲には見知らぬ方が並んでいるというだけならまだしも、故人に会ったことがあるのも、ほんの数度だったものだから、気まずいことこの上なかったです。

それでも、遺族の方に「町内の役員をしているものです。この度はご愁傷さまでした」というような言葉と、ご近所から預かった香典をお渡しすることになっていたので挨拶に伺いました。
向こうは向こうで、見覚えのない人間が「同じ町内」というだけで香典とあいさつに来たものだから、若干戸惑っておられました。

お互いに戸惑いつつも、挨拶に行き、挨拶をされたものだから、少々会話をしないとおかしな流れなのですが、共通事項もなければ、故人や遺族の方のことをこちらも知らないものだから、間をつなぐのに必死になりました。

それでも、一応の形式上のやり取りをして、お暇しようとしたときに、先方が
「後日改めてお宅へお礼に伺います。その際に、お香典をくださったご近所の方のリストを頂けないでしょうか?お礼に参りますので」
と。
身内が亡くなって、落ち込んでいるうえにしばらくはバタバタとしているであろうに、お気遣いいただいたのです。

これは地域の習慣とはいえ、お互いに無用な気遣いを生むだけではないか?と正直思いました。
もちろん、地域を繋ぐという意味では素晴らしい習慣ですが、団地が出来た3,40年前とは地域がらも変わってきているのだから、改めるなり、やり方を変えるなりしないと大変だと思った次第です。

ただ、大変なことばかりでなく、今言ったように、「地域にこんな人がいたのか」と勉強させられた次第です。

もちろん葬儀は故人を見送る儀式です。
方々で故人の生前の話が聞こえてきて、温かいエピソードを聞きながら見送ることが出来たのは地域の代表として悪いことでもなかった、と思う一面もありました。